ポスト・トゥルースとアグノトロジー(無知学)
文責:香川祐葵(共生学系・共生の人間学)
活動日:2024年2月10日
イベント参加人数:約10名
大阪大学人間科学研究科棟 東館2階207講義室にて、美馬達哉先生による講演会を開催しました。約1時間程度のご講演の後、会場からの質問を受けての質疑応答が行われました。
美馬先生のご講演では、まず、“無知を構築として捉える視点”にたつ研究領域である「アグノトロジー(無知学)」の概要をご説明いただき、つぎに、そのアグノトロジーの観点から「COVID-19否定論」についてご解説いただきました。さらに、そうした文脈から、“社会的な真実の正誤は、感情に訴えるものかどうかで判定され、主観的な信念と相関する”と考える研究領域である「ポスト・トゥルース」の見方についてもご提言頂きました。
主催:「今日の思想状況としてのポスト・トゥルース研究とその批判的応答」(2023年度大阪大学学際融合を推進し社会実装を担う次世代挑戦的研究者育成プロジェクト共同研究採択)
共催:未来共創センター(哲学の実験OPEN-LAB、Project IMPACT)
講演:美馬達哉(立命館大学 教授)
司会:眞田航(大阪大学 人間科学研究科 博士後期課程3年)