大阪大学
大阪大学大学院人間科学研究科 附属 未来共創センター
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「現代思想におけるハイデガー研究会」二月活動報告

文責:葛西李成(社会学系・比較文明学)
活動日:2/7、2/14、2/21、2/28

二月の研究会では、マルティン・ハイデガー『存在と時間』の序論「存在の意味への問いの提示」を扱いました。既存の哲学史への批判を交えながら徐々に現存在の存在へと照準を合わせていくハイデガーの歩みに連れ添いながら、丁寧に解釈を進めることができたと思います。また、ギリシア哲学やドイツ観念論からの影響や、サルトル・レヴィナス・デリダ・ラカンらとの対応関係などについても充実した議論ができました。来月も引き続き、『存在と時間』を読み進めていく予定です。

「ラカンと現代社会」研究会 2月活動報告

文責:客本敦成(社会学系・比較文明学)
活動日:2月9、27日
 2月の研究会では、引き続きラカンのセミネール『精神分析の四基本概念』の第Ⅳ講を読みました。重要な概念のひとつである「反復」を巡り、どのように解釈できるか議論しました。
また、メンバーの研究発表も行いました。臨床心理学や精神医学をベースに「枠」という概念を再考するもので、こちらも精神分析理論と心理療法の関係を考える上で有益でした。

マルクス主義的社会理論研究会 2月活動報告

丸山由晴(社会学系・比較文明学M1)

活動日:02/17

今月の活動では以前より読書会として行ってきたマルクス『資本論』を継続し、第5章第1節「労働過程」を購読しました。
貨幣が、他のものの手によらず自己増殖する「資本」となるのは何故なのか、それは「労働力」という一つの商品が他の商品に対して労働するからである、という前節までの流れを踏まえた上で議論を行いました。
第5章では、資本家が労働力を商品として消費する過程、すなわち価値が増殖する過程について記述されるのですが、第1節では、そのような資本家とは差し当たっては関係のない「労働」についての考察がなされています。
議論としては、労働が意識的になされる自然と人間とのやり取り、物質代謝であることや、資本家の元で労働がなされるならば、労働手段も対象もすべて資本家が購入したものであるから、生産物、価値が資本家のものであることなどが話されました。

「ラカンと現代社会」研究会 1月活動報告

文責:客本敦成(社会学系・比較文明学)
活動日:1月12、19、26日
12月の研究会では、ラカンのセミネール『精神分析の四基本概念』の第Ⅳ講を読みました。ラカンにおける「科学」についての考えを巡って、様々な学問的バックボーンをもつ参加者の間で充実した議論ができました。
また、メンバーの研究発表も行いました。精神分析や各種の他の精神療法を交えながら、「現実」について論じる内容で、こちらも充実した内容でした。

美的近代研究プロジェクト第12回読書会報告

文責:安藤歴(共生学系・共生の人間学)

1月18日(火)19:00~
参加者8人

今回の研究会では、アドルノ・ホルクハイマー「ジュリエットあるいは啓蒙と道徳」(『啓蒙の弁証法』所収)を読みました。前回の「文化産業―大衆欺瞞としての啓蒙」に引き続き、アドルノ・ホルクハイマーの議論を追っていきました。彼らの啓蒙論について、改めて読むことで新しい発見があったという感想が共有されるとともに、現代における批判理論のあり方についてまで議論が及びました。
次回は、3月1日19:00から、ジークフリート・クラカウアー『カリガリからヒトラーへ—ドイツ映画1918-1933における集団心理の構造分析』を読みます。

美的近代研究プロジェクト第11回読書会報告

文責:安藤歴(共生学系・共生の人間学)

11月29日(火)19:00~
参加者9人

今回の研究会では、アドルノ・ホルクハイマー「文化産業―大衆欺瞞としての啓蒙」(『啓蒙の弁証法』所収)を読みました。研究会には、法政大学文学部専任講師の吉田啓介さんにもご参加いただき、アドルノの文化産業論の内容と現代における意義や有用性について話し合いました。今回もアドルノを専門に研究している方々も参加して、議論を深めていくことができました。
次回は、1月18日19:00から、アドルノ・ホルクハイマー「ジュリエットあるいは啓蒙と道徳」(『啓蒙の弁証法』所収)を読みます。

「ラカンと現代社会」研究会 12月活動報告

文責:客本敦成(社会学系・比較文明学)
活動日:12月1、8、15、22日
12月の研究会では、ラカンのセミネール『精神分析の四基本概念』の第Ⅲ・Ⅳ講を読みました。特に夢についてのフロイトの議論をラカンがシニフィアン理論を用いて読み替えるところを中心的に議論しました。
また、メンバーの研究発表も行いました。精神分析と「現実」の関係を扱うもので、こちらも深い議論ができました。

Radio PiXOL 第8回放送

2023年1月12日(木)、Youtubeにて第8回放送を実施した。本番組のメインパーソナリティーである「のじにぃ」(野尻英一先生)と「ともちゃん」の二人に加えて、ゲストとして「あーりむ」さんに出演していただいた。

放送では、あーりむさんの経歴の紆余曲折から、文系不要論といった現代の論争的なトピックについてまで、幅広いお話を聞くことができた。

 あーりむさんとのじにぃから、以下のような感想をいただいている。

【1月ゲスト・あーりむ・感想】

こちら〔=Radio PiXOL〕、昨晩出演させていただきましたー。哲学業界のなかでは周辺的?領域で、かつ所属を転々とさせてきたこれまでの勉強歴を振り返るいい機会になりました。ありがとうございました!フンボルト関連の研究関心の紹介から、国家と教育の関係、文系不要論までざっくばらんにお喋りさせてもらいました。

話をしながら、今に至るまで正規の教育課程をうまく活用できず、主に学際系に所属してきたことからも、なかなか所属ディシプリンをうまく特定できず苦しんだことを思い出したりしました。一博士院生としてはアウトリーチのプログラムに関わらせてもらうのも新鮮な機会でした!ありがとうございました。

【1月・のじにぃ】

教育についてのお話、たいへん興味深かったです。18世紀にフンボルトが考えていた国家と教育との関係、今の日本で、もう一度考えなくてはならないテーマだと思います。国立大学、私立大学、どうすべきでしょうか。またあーりむさんを呼んでお話する機会を持ちたいですね

報告:眞田航(哲学と質的研究)

2022 人間科学サミット in OSAKA あつまれ、ひろがれ、人間科学 「哲学の実験オープンラボ」ポスター発表

12/3(土)4(日)に開催された「2022 人間科学サミット in OSAKA あつまれ、ひろがれ、人間科学」において、「哲学の実験オープンラボ」から活動の様子を伝えるポスター発表を行いました。未来共創センター常設展示コーナーに掲示されました。特に 2021-2022年度活動として、下記を報告しました。

  1. 学生/教員による協働プラットフォームの運用開始(Slack利用)学生/教員合同による企画委員会の運営開始/活動状況、成果を発信するオープンプロジェクトホームページ運用開始
  2. 各種公式イベント(教員主催)、公認プロジェクト(学生主催)の開始
  3. 企業との協力によるインターンシップの実施
  4. Youtube Liveによる公式ラジオ局(Radio PiXOL)の起ち上げ、放送開始(ネットラジオ番組「テツガクシャの御用聞き(シーズン1)」

ご参考
2022 人間科学サミット in OSAKA「あつまれ、ひろがれ、人間科学」

「ラカンと現代社会」研究会 11月活動報告

文責:客本敦成(社会学系・比較文明学)
活動日:11月10、24日
11月の研究会では、ラカンのセミネール『精神分析の四基本概念』の第Ⅲ講を読みました。また、メンバーの研究発表を行いました。
第Ⅲ講はこれで終わりです。来月からは第Ⅳ講を読みます。研究発表は修士論文の構想発表でした。こちらもラカンを扱うもので、色々と議論することができました。