「ラカンと現代社会」研究会 1月活動報告
文責:客本敦成(社会学系・比較文明学)
活動日:1月12、19、26日
12月の研究会では、ラカンのセミネール『精神分析の四基本概念』の第Ⅳ講を読みました。ラカンにおける「科学」についての考えを巡って、様々な学問的バックボーンをもつ参加者の間で充実した議論ができました。
また、メンバーの研究発表も行いました。精神分析や各種の他の精神療法を交えながら、「現実」について論じる内容で、こちらも充実した内容でした。

「ラカンと現代社会」研究会 1月活動報告
文責:客本敦成(社会学系・比較文明学)
活動日:1月12、19、26日
12月の研究会では、ラカンのセミネール『精神分析の四基本概念』の第Ⅳ講を読みました。ラカンにおける「科学」についての考えを巡って、様々な学問的バックボーンをもつ参加者の間で充実した議論ができました。
また、メンバーの研究発表も行いました。精神分析や各種の他の精神療法を交えながら、「現実」について論じる内容で、こちらも充実した内容でした。
美的近代研究プロジェクト第12回読書会報告
文責:安藤歴(共生学系・共生の人間学)
1月18日(火)19:00~
参加者8人
今回の研究会では、アドルノ・ホルクハイマー「ジュリエットあるいは啓蒙と道徳」(『啓蒙の弁証法』所収)を読みました。前回の「文化産業―大衆欺瞞としての啓蒙」に引き続き、アドルノ・ホルクハイマーの議論を追っていきました。彼らの啓蒙論について、改めて読むことで新しい発見があったという感想が共有されるとともに、現代における批判理論のあり方についてまで議論が及びました。
次回は、3月1日19:00から、ジークフリート・クラカウアー『カリガリからヒトラーへ—ドイツ映画1918-1933における集団心理の構造分析』を読みます。
美的近代研究プロジェクト第11回読書会報告
文責:安藤歴(共生学系・共生の人間学)
11月29日(火)19:00~
参加者9人
今回の研究会では、アドルノ・ホルクハイマー「文化産業―大衆欺瞞としての啓蒙」(『啓蒙の弁証法』所収)を読みました。研究会には、法政大学文学部専任講師の吉田啓介さんにもご参加いただき、アドルノの文化産業論の内容と現代における意義や有用性について話し合いました。今回もアドルノを専門に研究している方々も参加して、議論を深めていくことができました。
次回は、1月18日19:00から、アドルノ・ホルクハイマー「ジュリエットあるいは啓蒙と道徳」(『啓蒙の弁証法』所収)を読みます。
「ラカンと現代社会」研究会 12月活動報告
文責:客本敦成(社会学系・比較文明学)
活動日:12月1、8、15、22日
12月の研究会では、ラカンのセミネール『精神分析の四基本概念』の第Ⅲ・Ⅳ講を読みました。特に夢についてのフロイトの議論をラカンがシニフィアン理論を用いて読み替えるところを中心的に議論しました。
また、メンバーの研究発表も行いました。精神分析と「現実」の関係を扱うもので、こちらも深い議論ができました。
Radio PiXOL 第8回放送
2023年1月12日(木)、Youtubeにて第8回放送を実施した。本番組のメインパーソナリティーである「のじにぃ」(野尻英一先生)と「ともちゃん」の二人に加えて、ゲストとして「あーりむ」さんに出演していただいた。
放送では、あーりむさんの経歴の紆余曲折から、文系不要論といった現代の論争的なトピックについてまで、幅広いお話を聞くことができた。
あーりむさんとのじにぃから、以下のような感想をいただいている。
【1月ゲスト・あーりむ・感想】
こちら〔=Radio PiXOL〕、昨晩出演させていただきましたー。哲学業界のなかでは周辺的?領域で、かつ所属を転々とさせてきたこれまでの勉強歴を振り返るいい機会になりました。ありがとうございました!フンボルト関連の研究関心の紹介から、国家と教育の関係、文系不要論までざっくばらんにお喋りさせてもらいました。
話をしながら、今に至るまで正規の教育課程をうまく活用できず、主に学際系に所属してきたことからも、なかなか所属ディシプリンをうまく特定できず苦しんだことを思い出したりしました。一博士院生としてはアウトリーチのプログラムに関わらせてもらうのも新鮮な機会でした!ありがとうございました。
【1月・のじにぃ】
教育についてのお話、たいへん興味深かったです。18世紀にフンボルトが考えていた国家と教育との関係、今の日本で、もう一度考えなくてはならないテーマだと思います。国立大学、私立大学、どうすべきでしょうか。またあーりむさんを呼んでお話する機会を持ちたいですね
報告:眞田航(哲学と質的研究)
2022 人間科学サミット in OSAKA あつまれ、ひろがれ、人間科学 「哲学の実験オープンラボ」ポスター発表
12/3(土)4(日)に開催された「2022 人間科学サミット in OSAKA あつまれ、ひろがれ、人間科学」において、「哲学の実験オープンラボ」から活動の様子を伝えるポスター発表を行いました。未来共創センター常設展示コーナーに掲示されました。特に 2021-2022年度活動として、下記を報告しました。
ご参考
2022 人間科学サミット in OSAKA「あつまれ、ひろがれ、人間科学」
「ラカンと現代社会」研究会 11月活動報告
文責:客本敦成(社会学系・比較文明学)
活動日:11月10、24日
11月の研究会では、ラカンのセミネール『精神分析の四基本概念』の第Ⅲ講を読みました。また、メンバーの研究発表を行いました。
第Ⅲ講はこれで終わりです。来月からは第Ⅳ講を読みます。研究発表は修士論文の構想発表でした。こちらもラカンを扱うもので、色々と議論することができました。
Radio PiXOL 第7回放送
Radio PiXOL 番外編放送
12月8日(木)21:00-22:00
YouTubeチャンネル登録者数は32名
Twitterフォロワー57名
大阪大学未来共創センター「哲学の実験オープンラボ」は、実験的ネットラジオ放送局 Radio PiXOL(レィディオ・ピクソル)を開設しました。番組「テツガクシャの御用聞き」としてスタート。2022年度は<テツガクと私>編。
今回は、大学院で哲学・政治思想を学ぶしおんさんにご出演いただきました。「政治的なもの」への興味について、お話していただきました。
【12月ゲスト・しおん・感想】
とても緊張しましたが、楽しくお話しできてよかったです。「政治的なもの」というあまり聞きなれない言葉について、リスナーの方にも少しは親しんでもらえれれば嬉しいです(いま思うとシュミットの話を出発点にすればよかった!)
【のじにぃ】シオンさんの政治的なものについての思想的関心、興味深くお聞きしました。東日本大震災の影響を受けて育った世代が哲学の大学院生となっている時代に入ったことを実感し、考えるところがありました。政治的なものを追求していくことになった経緯、また今度、お話を聞かせてください。
「ラカンと現代社会」研究会 10月活動報告
文責:客本敦成(社会学系・比較文明学)
活動日:10月20、27日
10月の研究会では、ラカンのセミネール『精神分析の四基本概念』の第Ⅲ講を読みました。
特にデカルトと「父」の関係をめぐって、いろいろと議論ができたと思います。11月以降も継続して『四基本概念』を読んでいく予定です。
Radio PiXOL 第6回放送
対話番組「Radio PiXOL テツガクシャの御用聞き」2022年11月活動報告
2022年11月17日(木)、Youtubeにて第6回放送を実施した。本番組のメインパーソナリティーである「のじにぃ」(野尻英一先生)と「ともちゃん」の二人に加えて、ゲストとして「ニュルニュル」さん、「きゃくの」さん、「ぴーちゃん」さんに出演していただいた。
今回は、特別編として、哲学専攻院試攻略座談会をおこなった。放送では、院試に向けた哲学史の勉強方法について体験談を聞くことができた。哲学史の入門書など、院試を目指す方だけではなく、独学で哲学を勉強されている方にも有益な放送だった。
報告:眞田航(哲学と質的研究)