インターンシップ体験記(7)哲学の実験オープンラボⅹ株式会社レイ・クリエーション
2026年2月24日から2月27日にかけて4日間、インターンシップに参加してきました。受け入れ先は株式会社レイ・クリエーション様です。
医療、工業、エネルギー分野を専門とするデザイン会社|レイ・クリエーション(https://www.raycreation.co.jp/)
レイ・クリエーションは工業や医療分野に特化したデザイン会社です。これらの専門的な分野は人々の暮らしを支えていますが、その内実は多くの人にとって分かりづらいものです。この会社は、巧みなデザイン技術によって工業、医療などの専門分野と住民を繋げる役割を果たしています。
この会社で4日間、仕事を間近で拝見し、デザインという仕事の重要さを学びました。私が体験し、考えたことを書いていきます。
まず、オフィスがとても開放的で、過ごしやすかったです。入り口には生け花があり、中に入ると一枚板のテーブルや観葉植物など親しみのあるデザインが施されていました。仕事の中で社員の皆さんが作ったモノも飾られていました。

レイ・クリエーションの皆さんもとても話しやすく、お昼はお弁当を買いに行ってみんなで雑談しながら楽しみました。気さくな方ばかりで、仕事のことだけでなく冗談を交えた世間話も弾みました。
レイ・クリエーションでのプロジェクトの進み方は次の通りです。まず営業の方が打ち合わせを通して依頼を受けます。お客様のニーズを理解し、それを受けてできることを提案し、そしてスケジュールや予算を見積もります。そして制作チームはその依頼に沿ってホームページやパンフレット、動画など様々な媒体のデザインを創ります。時には制作の方もお客様との打ち合わせに参加することもあり、営業と制作が合わさった一つのチームとなってプロジェクトを進めていました。
インターンシップ中は、営業の松井さんに同行して打ち合わせに同席したり、制作のお手伝いとして資料を集めたり、パンフレットやスライドの校閲をしました。また、大手石油会社のコンペティションが間近に迫っており、会社内でのミーティングにも同席しました。他の大手デザイン会社に負けないように、レイの皆さんが一丸となって取り組んでいる様子はとても緊張感がありました。
このインターンシップではたくさんのことを体験させてもらい、多くの学びを得ました。
その中で共通することは、「対話」がどの場面でも重要だということです。お客様が満足いくデザインを提供するために、明文化されていないニーズを掴むこと、「GRIP」が求められます。そのためには対話を通して相手の考えを理解し、それを発展させてまた対話するというプロセスが大切だと学びました。
また、対話する際にイメージを可視化することも重要です。紙面上でのスケッチ、ネットの参考画像、さらにAIを用いた簡単な動画など、さまざまなプロトタイプをすぐに作成し、それを打ち合わせやミーティングの場面で見せる。このことで共通のイメージが形成され、より進んだ対話が可能になります。
人間科学部の授業や、哲学の実験の授業の中で、私は「人間はみな思考の形が違う」と学びました。しかし、対話を重ね、さまざまな立場に立ち、イメージを共有することで共通の形が作られます。そうして創り出されたデザインは、専門分野と住民をつなぐことができる。今回のインターンシップでは、このようなデザインの可能性に気づきました。
最後に、お忙しい中いろんなことを体験させてくださったレイ・クリエーション様に感謝を述べたいと思います。

文責:小原かのん(B2)