美的近代研究プロジェクト第12回読書会報告
文責:安藤歴(共生学系・共生の人間学)
1月18日(火)19:00~
参加者8人
今回の研究会では、アドルノ・ホルクハイマー「ジュリエットあるいは啓蒙と道徳」(『啓蒙の弁証法』所収)を読みました。前回の「文化産業―大衆欺瞞としての啓蒙」に引き続き、アドルノ・ホルクハイマーの議論を追っていきました。彼らの啓蒙論について、改めて読むことで新しい発見があったという感想が共有されるとともに、現代における批判理論のあり方についてまで議論が及びました。
次回は、3月1日19:00から、ジークフリート・クラカウアー『カリガリからヒトラーへ—ドイツ映画1918-1933における集団心理の構造分析』を読みます。