人類学基礎勉強会 2月活動報告
文責:松木貴弥(共生学系・共生の人間学)
活動日:2月14日、21日
今月前半は、古谷嘉章「私の野蛮人――レヴィ=ストロースの『悲しき熱帯』調査」太田好信、浜本満編『メイキング文化人類学』世界思想社、2005年、pp. 161-187、出口顕「構造主義の現代的意義」桑山敬己、綾部真雄編著『詳論 文化人類学』ミネルヴァ書房、2018年、pp. 149-164を読みました。『野生の思考』の内容を踏まえ、レヴィ=ストロースの議論について、理解をより深めることができました。
後半からは、レヴィ=ストロース以前の人類学について学ぶことを目的に、マリノフスキー『未開社会における犯罪と慣習』(1926)を読み始めました。近代社会とは異なる共同体における慣習や、それを遵守する現地の人々のあり方について、内容に即して活発な議論を行うことができました。
3月も引き続きマリノフスキー『未開社会における犯罪と慣習』を読み進めていきます。