「ラカンと現代社会」研究会 9月活動報告
文責:客本敦成(社会学系・比較文明学)
活動日|9月5、12、19、26日
参加人数|いずれも6名
9月の研究会では、予定を変更し、ラカンの論文「〈わたし〉の機能を形成するものとしての鏡像段階」を読みました。ラカンが1940年代に発表した論文であり、これまでわれわれが読んできた64年のセミネール『精神分析の四基本概念』とは時代的な開きがありますが、実存主義をはじめとする「意識の哲学」への批判やカイヨワの著作への言及など、扱われるトピックの重なりがいくつもあり、ラカンの思考の連続性を確認することができました。
10月からは『精神分析の四基本概念』に戻り、第Ⅷ講を読みはじめます。