人類学基礎勉強会 9月・10月活動報告
文責:松木貴弥(共生学系・共生の人間学)
活動日:9月18日、25日 10月4日、11日
9月18日より、クロード・レヴィ=ストロース『野生の思考』(1962)の読書会を開始しました。第一章「具体の科学」では、近代的社会とは異なる共同体の人々における抽象語の使用や、呪術と科学の相違点や、両者に通底する人間の思考体系(「秩序づけの要求」)などについて論じられており、読書会ではその議論の内容を検討しました。一段落ずつ音読し検討するという形式のため、細かい内容についてじっくりと議論することができ、「基礎勉強会」としての本プロジェクトらしい活動ができたと思います。
10月後半は都合により活動を行いませんでしたが、来月からは第一章の後半部に入り、有名な「ブリコラージュ」の議論が展開される箇所を読んでいきます。