「ラカンと現代社会」研究会 12月活動報告
文責:客本敦成(社会学系・比較文明学)
活動日:12月6、13、20日
12月の研究会では、ラカンのセミネール『精神分析の四基本概念』の第Ⅵ講を読み始めました。ラカンは主体を分裂したものとして考えていますが、主体が分裂するとは具体的にどのようなことなのかを巡って、参加者間で議論しました。今月で第1節が読み終わったので、来月からは第2節に入ります。
また研究発表を2件おこないました。1つ目は日本におけるボーイズラブ作品の読者による受容状況を、精神分析批評理論を用いて分析するものでした。2つ目は日本の「おたく」文化論における精神分析理論の受容を検討するものでした。いずれも精神分析と文化研究を結びつけるような発表でした。
1月も引き続き『精神分析の四基本概念』を読み進めます。