大阪大学
大阪大学大学院人間科学研究科 附属 未来共創センター
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人類学基礎勉強会 11月活動報告

文責:松木貴弥(共生学系・共生の人間学)
 活動日:11月1日、8日、15日

先月に引き続き、クロード・レヴィ=ストロース『野生の思考』(1962)の読書会を行いました。11月から第一章「具体の科学」の後半部に入り、有名な「ブリコラージュ(器用仕事)」、「ブリコルール(器用人)」の議論に入りました。ブリコルールの用いる資材集合は資材性(潜在的有用性)をもつものとして集められ、それらはブリコラージュにおける操作媒体であることなど、ブリコラージュの基本的な規定を確認したほか、ブリコラージュと、一般的に考えられる科学や美術との関係についても確認し、内容に即して参加者間で議論を行いました。
12月も引き続き第一章「具体の科学」を読み進めていきますが、第一章を読み終えた後は、人類学に関する知識をより身につけるため、他の入門的なテクストを扱うことも検討しています。