大阪大学
大阪大学大学院人間科学研究科 附属 未来共創センター
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第37回ジジェク研究会

第37回ジジェク研究会
日時:2026年10月17日(土) 13:30〜15:40
場所:Zoom(オンライン)
参加人数:16名
文責|葛西李成(比較文明学)

1.研究発表:「スラヴォイ・ジジェクの『精神現象学』解釈の妥当性の検証 ――『イデオロギーの崇高な対象』第6章を中心に」【発表者:客本敦成・飯泉佑介】

     第37回ジジェク研究会では、スラヴォイ・ジジェクのヘーゲル解釈をめぐって、一件の研究発表を行った。

     客本敦成氏・飯泉佑介氏の発表は、スラヴォイ・ジジェクによるヘーゲル『精神現象学』の解釈を、『イデオロギーの崇高な対象』および『もっとも崇高なヒステリー者』に着目して検討するものであった。本発表において両氏は、無限判断論を中心としたジジェクの『精神現象学』解釈を、「主体の不可能性の現前」「言語の非弁証法的な形式」「言語の形式から形式の前提へ」という三観点から再構成しつつ、そのヘーゲル解釈としての妥当性を『精神現象学』の原文にまで遡りつつ、その体系性を加味しつつ検討した。質疑応答では、ジジェク的な無限判断論の妥当性、ジジェクによるヘーゲル解釈におけるラカンとの関係、『精神現象学』と『イェーナ体系構想』における君主論の比較など、多くの論点が提示された。

    ※科学研究費基盤B(23H00573)「スラヴォイ・ジジェク思想基盤の解明:ヘーゲル、ラカン解釈を中心に」 研究代表者・野尻英一